小学校教員資格認定試験の勉強に取り組んでいた中で、難しいなと思った問題を少しシェアしようと思います。
今回シェアしたいのは2019年の音楽の問題なのです。(音階・音名などある程度の知識がある前提で話していきます)
???
下属調の平行調?どういう意味?しかも調べたら同主調、属調なんても出てきました。
私、小2までピアノ、高校で吹奏楽部・家でバイオリン、大学時代オペラと結構音楽にかかわって過ごしてきていたと思ったのに、初耳の単語なんですけど???
すごくシンプルに言うと、
『同主調』
同じ主音の別の調。ハ長調ならハ短調、イ短調ならイ長調みたいに長短を変えるだけ。
『平行調』
(例)
『属調』
その調の5番目の音を”属音”といい、その音を主音にした調。元の調と同じ長・短調になる。
(例)
・ハ長調の属音(5番目の音)は「ソ=ト」。調は元と同じにするから、ハ長調の属調=ト長調
・イ短調の属音(5番目の音)は「ミ=ホ」。調は元と同じにするから、イ短調の属調=ホ短調
『下属調』
その調の4番目の音を”下属音”といい、その音を主音にした調。元の調と同じ長・短調になる。
(例)
・ハ長調の下属音(4番目の音)は「ファ=ヘ」。調は元と同じにするから、ハ長調の下属調=ヘ長調
・イ短調の下属音(4番目の音)は「レ=ニ」。調は元と同じにするから、イ短調の下属調=ニ短調
というような感じです。難しいですねーホントに・・・
では、
はどうなのかというと。
まず問題をわかりやすく訳してみましょう。
「ニ長調の下属調の平行調を次から選べ」→「まず、ニ長調の4番目の音が主音の長調はなんですか?そして、その長調と同じ調合の短調は何ですか?」となります。
この時点で、ア・エは長調なので除外でできるわけです。
次に、ニ長調の下属音(4番目の音)は「ソ=ト」。調は元と同じにするから、ニ長調の下属調=ト長調。
最後に、ト長調と同じ調合の短調を探すと、ト長調は”♯”1個なので、♯1個の短調はホ短調。つまり”イ”が正解となります。
いやー、持っている知識どんなに引っ張り出しても意味が分かりませんでした。音楽ができることと、”音楽理論”を理解していることは全くの別物なのですね・・・その時々の音楽仲間たちって、こういうのわかって演奏してたのかな?そういえば難しい事話したりしてたなーという記憶もなくはないです。逃げてたなー自分とか思い出して打ちのめされました。
多分、単純に音楽が得意だったという人でこの手の”音楽理論”問題ができない人って結構いるんじゃないかなと思うのですが、音楽史や作品を覚えることに比べたらまだ可能性がありそうな分野なので、捨てるのはもったいないと思います。
まだまだコードや和音、短音階などわからない分野が多いので、何とか得点が拾えるようにしたいです。
理解できたことがあったらまたシェアしたいと思います。
ではでは。