備忘録小学校~1年3組~

日々にちょこっとプラスできたことシェアします。

【小学校のプール】そろそろ学校ではプールの時期

梅雨真っただ中の関東地方ですが、学校や幼・保育園ではそろそろプールや水遊びの時期ではないでしょうか。せっかく季節で限られているのだから、中止にならずに開催出来てほしい所ですよね。

 

昨今はプールを取り巻く問題もニュース等で指摘されてきていて、「男女一緒はどうななか?」、「水着問題」、「プールがある学校とない学校」などなど問題がたくさんありそうです。

近隣の学校ではプール設備がないので、授業のたびにスイミングスクールまで徒歩で移動するというところもあるそうで、これまたボランティア等が発生していて難しい問題です。

 

まあ、そんな社会的な問題はあれど私の周囲で考えてみると実感として、「やってほしいよね」というような声が多いような気がしています。

そして、中止になった時の声として「今日の天気ならできたんじゃない?」といった声が多く聞かれます。

 

今回は、体育で水泳の授業が開催される判断基準について少し紹介したいと思います。(自分の勉強もかねて)

 

実は水泳の授業を行うに当たっては思ったよりも基準が存在します。

【学校体育実技指導資料第4集 「水泳指導の手引き」第4章水泳指導と安全】

文部科学省HP

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/sports/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/06/10/1348570_7_1.pdf

 

まず読んでいる人はいないと思いますが、水泳の授業季節になると学校からお知らせの手紙が来ているはずで、要約した案内とお願いなどが掲載されていると思います。

 

一部取り上げると「遊離残留塩素濃度」が0.4㎎/ℓ~1.0㎎/ℓであることが望ましいとあります。

プールに先生が塩素をドボドボ入れているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?さまざまな菌を消毒するために作業をするわけですが、この塩素の濃度が濃すぎても薄すぎてもダメなわけです。

例えば雨が降ったりすると変わっちゃうから大変そうですよね・・・

 

そういえば、当時水泳部だった人たちが頭髪検査で引っかかった時、

「プールの塩素です!」とかそのレベルじゃないのに堂々と言っていたけど、多少の影響はあるでしょうが、基準が守られていればあくまでも多少の範囲で済むでしょう。

 

そしてこれ!

『水温は23度以上が望ましい』

この基準に結構悩まされますよね。❝水温❞ってところがミソですよね。気温がいくら高くとも水温が基準以下ではだめなのです。「なんで今日は入れなかったんだろうね?晴れてたよね?」の原因はこれが最も多いのではないでしょうか。授業時間によっても変わってくるだろうから運もありますね。

 

ここ最近はコロナの影響でみんな慣れていますが、健康チェックカード』の提出も水泳の授業では特に重要です。記入漏れがあったらほぼ入れないでしょうね。多様な児童・生徒が多くいますから、それぞれの健康状態を見極める方法はこういった家庭で記入してもらった情報に頼らざるを得ません。何かが起きてからでは遅いので気を付けたいところです。

 

その他にも設備の点検や細菌の検査など、教師が行わなければならない項目も多岐にわたって存在しています。その上授業中の安全の確保も徹底するわけですから、なかなかに負担が多いのがこの水泳の授業です。

 

ここ最近の、「部活動の地域移行」に合わせて水泳の授業を地域へ移行する声も上がってきているため、地域のスイミングスクールの活用や、講師を招聘して授業を行うなどの取り組みが今後も加速していき、水泳の授業も新たなスタイルへと変化していきます。

 

しかし、私は学校での水泳の授業は❝安全を意識した行動をとれるようにする❞という側面で非常に重要だと考えているので、「泳げるようになる」という視点に注目するだけでなく、水害とのかかわりも考えながら行っていく必要があるのだろうなという気がしています。

 

本日は本格的に始まる前に、学校でのプールについて取り上げてみました。ぜひ、授業の前に学校からの手紙なども見直してみてください。

 

ではでは。