新学習指導要領の実施で始まった小学校3年生からの英語教育は、日本語を覚えるのと同じようなイメージで学習を進めていくと私は考えています。
母語を覚えるとき、身近な人と話しながら言葉を吸収していきますよね。
発音された言葉を初めはわからないまま繰り返し、自然とその音が表す物と言葉が結びついていく。単語帳を見ながらの暗記ではなく、会話の中で言葉は獲得していきます。
興味・関心を抱ける題材や場面を設定し、それぞれの気持ちを伝え合おうとするとき、「これって何ていうのかな?」という疑問が出てきて、言語獲得のチャンスが来ると考えます。
さあ、そのチャンスが来たとき、どれくらい「身近な物を表す言葉」をあなた(私)は伝えてあげられるでしょうか。
“小学生が興味を持っていそうな、大人も意外と知らない英語シリーズ 第2弾”
暑い夏到来中の今回は『昆虫』いってみましょう!!
ちなみに「昆虫」というと「insect」少し硬めの図鑑とかの言い方。通常話し言葉で使う「虫」は「bugs」といいます。これも知らなかった私・・・
それにしても小学生(特に男子)って『昆虫』めちゃくちゃ詳しいですよね。でも、日本語なら簡単に出てきても、英語ではなかなか言えない人が大半ではないでしょうか?
まずはこちらから。
チョウチョウ・・・「butterfly」
ハエ・・・「fly」
クモ・・・「spider」
アリ・・・「ants」
ハチ・・・「bee」
蚊・・・「mosquito」
イモ虫・毛虫・・・「caterpillar」
この辺りまではどうでしょうか?ほとんどメジャーな虫が出ていないですね・・・
夏の定番の虫まだまだいますよね。
お次はこちら
バッタ・・・「grasshopper」
トンボ・・・「dragonfly」
セミ・・・「cicada」
テントウムシ・・・「ladybird(イギリス)/ladybug(アメリカ)」
カマキリ・・・「praying mantis」
クワガタ・・・「stag beetle」
カブトムシ・・・「rhinoceros beetle」
※カブトムシは”beetle”と習いましたが”beetle”は甲虫という意味でカブトムシだけを指すのではないんですね。”rhinoceros”はサイを意味するのですが角を表しているみたいですね。でも”beetle”でも写真やイラスト、実物があればいいと思います。
日本語では当たり前のように呼ぶ虫たち、英語だとなんかめちゃくちゃ難しい。正直ほとんど聞いたことない・・・セミとか・・・
他にも普段言いそうな虫たちはこちら。
コオロギ・・・「cricket」
ダンゴムシ・・・「pill bug/ roly poly」
カナブン・・・「scarab beetle」
ガ・・・「moth」
ゴキブリ・・・「cockroach」
ホタル・・・「firefly」
アメンボ・・・「water strider」
ムカデ・・・「centipede」
他にも子どもが捕まえそうな
カタツムリ・・・「snail」
それに似ている
ナメクジ・・・「slugs」
こんなところでどうでしょうか?どれくらい知っていましたか?日本語だったら子どもの頃から言えていた言葉なのに、英語の授業で習うことがなかった虫の名前。
アメンボ・・・「water strider」なんかは、英語では動きを捉えた表現で、日本語はなんでアメンボというのか不思議で調べたくなり、日本語の発見に繋がりそう。
トンボ・・・「dragonfly」は、なぜトンボがドラゴンになるのか外国の文化が知ることができそう。
ホタル・・・「firefly」は日本語の方が味わいがある気がしますよね。”fly”ってついてるとハエと似てる気がしてしまうし。
などなど相変わらずただ単語を覚えるだけでなく、言語や文化との関係についても深めていくことが可能です。
それもこれも興味が持てるような題材だからです。本当に大事なことですね。
ともあれ、野菜もそうですが、名詞がわからないと何のことを話されているのかがわからずかなり不利になります。普段からよく使うような物は一度調べておいた方がいいです。思いのほか身近にあるものって言えないですよ。
ではでは。
野菜バージョンはこちら!