小学校教員資格認定試験まで残りわずかです。
さて、英語関係の記事を少しづつ増やしていたのは、小学校の教員を目指すにあたり英語との関りはもはや避けては通れなくなっているからです。
児童は、3年生から外国語活動を通して英語と触れ合っていきます。
これが3・4年生で週に1回ある外国語活動です。
5・6年生では週に2回に増え外国語科となります。
1・2年生でも実際にALT(外国人の先生)がきて英語に触れる機会があるところが多いでしょう。
世代によっては信じられないかもしれませんが、授業のほとんどを英語で行います。
英語を使って会話をしながら授業が進んでいくのです。このことを”外国語を使った言語活動”というわけです。
外国語活動・外国語科はこの「言語活動」通して学んでいくことが基本です。
言語活動というのは「自分の考えや気持ちを伝えあう」活動です。
ここが本当に大事で、例文やセリフを繰り返し暗唱する活動では決してなく、自分の事を伝えたり、相手の事を理解したりする活動なのです。
そんな活動をするのですから、自分の考えや気持ちが浮かんでくるテーマでなければいけません。興味・関心があるテーマでなければ何も思わないですもんね。
「何を伝えあうのか」という部分です。
そして、それを伝えあうという行為自体にも必然性がないといけません。
「何のために伝えあうのか」という部分です。
この二つが揃うことによって本物の会話が成り立つわけです。本物の会話とは普段行っている会話に極めて近いコミュニケーションということです。
母語を学ぶのとなるべく近い状況で新たな言語を学んでいくという方向性が示されているわけですね!!
当然その中にあっては児童も、おそらく教師も常に正しい表現を正確に続けることはできないでしょう。そんなことは必要ありません。
間違いながら新しいことばを獲得していくことが前提です。日本語もそうやって、何度も聞いて、何度も発音して、何度も発話して、何度も間違えながら獲得してきました。それを改めて英語でもやるのです!!
さー、どんなテーマでどんな会話をしましょうか?
学級担任になった時は日ごろから児童の興味を探りながら、テーマを考えていくことが求められるでしょう。そして、担任がALTと実際に会話をしたり、たとえ拙くとも積極的に英語を使って会話するモデルを示すことが、児童にもいい影響を与えるに違いありません。
夢かなって先生になれたら、外国語科・外国語活動は特に力を入れていきたいです!
ではでは。