学校の評価の仕方が変わるかもしれないらしい。
2030年度以降に、学習のルールブックとも言える新学習指導要領が施行される。
約10年に1度を目安に新しくなる学習指導要領は、全教科+総則からなっているもの。
だから、すべての教科において、これをこう教えてくださいね、こういう部分を評価しましょうねということが示されている。
文部科学省のページから誰でもみることができるので、ぜひ1回眺めてみてほしい。
平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説):文部科学省
それが次に変わるタイミングが、2030年度以降なのだけど、いろいろ変わるだろう中の1つに評価の項目がある。現在は、「学びに向かう態度、人間性」という名で評価されているものである。
関心・意欲・態度だったり、主体的に学習する態度だったり、時代によって名称は違うかもしれないけど、これが実にあやふやな項目なのである。
客観的に数値で評価するのはおそらく無理だろうし、評価者の主観と、評価者との相性が限りなく出る部分だと思うからだ。
どのように評価されてきたかを考えてみると、誰しもいくつか思い当たるものがあると思う。
例えば、発言の回数、宿題の提出率、リーダーになった数、忘れ物が多いと減点などが該当するだろう。
でも、今の学習指導要領では、上記の例のような評価はせず、学習に自分なりの方法で取り組み、自ら問題を解決しようとする姿勢が見られるかを評価する、というようなことが書いてある。
さあ、あなたならどう評価をつけますか?30人学級である場合を想定して答えなさい。
である。
いろんな問題点があると思うので、とりあえず実際に評価した経験から、まずは評価者として考えてみます。
真っ先に言うと難しい。主観に偏らずにってのも本当に難儀です。
少人数だったらそれでも可能な部分が増えるかもしれない。でも20人以下が限界か、いやそれでも多いかも。
ちなみに私は上記の例では評価していませんでした。
宿題に関しては、提出期限を意識できるか否か以外に正直言って意味がないので。提出できない、または、全部が終わらないと言う場合は理由を書いて貰えばOKにしていました。
習い事やさまざまな家庭の事情があります。それならそれを書く。
あるいは、忘れたならその日のうちに終えて提出する。
それでいいです。
それでも何も言わずに出さなかった場合に必要なのは、評価ではなく指導です。
あえて通知表に書く必要性はないし、指導できなかったことを晒しているようなものですね。
では、発言の回数はどうか。これも定番ですよね。
授業中にどれだけ手を挙げたかってことですけど、そもそも発言ができるような問をいつもできているんですか?という問題があります。
あるいは、あなたの授業って発言できる雰囲気ですかというのも重要。
また、何でもかんでも発言すれば良いというわけでもないし、発言の方法も挙手だけではないだろうし。
つまり、しっかり評価しようとすればするほど、恐ろしい時間がかかる項目なわけです。
挙句の果てに、検閲と言って学年の他の先生や管理職に見てもらった際には、満点はおかしいだの、体育、音楽、図工はCはつけないのが普通だからだの、この子は他がひどいのでここで救済できない?だの言われる始末。
こんなことに時間を取られるくらいなら、この評価項目は評価者の私としては、なしでいいと思います。
ところが、もしかすると評価される側にとっては、デメリットばかりではないのかもしれないということもあるので、次回はそこについて考えてみようと思います。
ではでは。
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