先日ですが、長男の小学校では近くの自然体験の森で”ザリガニ釣り”が行われました。
昨年ついに「特定外来生物」に指定されてしまった”ザリガニ”。現在は”アメリカザリガニ”以外の外来ザリガニが規制の対象です。
しかし、ついに”アメリカザリガニ”にも規制がかかりそうというニュースが出てきました。小学生の男の子達大ピーンチ!!
具体的には”発売”と”放流”が禁止となる方向で、飼育についてはこどもたちにとっても身近な生物であるため、現在検討中とのことです。
複雑な問題ですが、こどもが捕まえてきたはいいものの、飼いきれなくなり近くの川や池へ逃がすのを止めることが、我々のできる部分だと思いますので、小さいことから少しづつ取り組みましょう。
さて、私は少しビックリしたのですがママ達って意外とザリガニの飼い方知らないものなんですね。生物の飼育って男の子の関心事なのでしょうか?
そこで、『臭い』・『育たない』・『飽きる』という印象のあるザリガニを簡単に飼う方法と鑑賞ポイントをまとめたのでご紹介しておきます。
<飼い方のポイント>
①水道水はゼッタイNG!
水槽とは別にバケツを用意して水を入れ、専用のカルキ抜き液を適量入れます。(ホームセンターなどで購入できます。)
1回作ると、水を継ぎ足して使えるので便利。カルキ抜き液なしでも、1日おけば使えるようになるので、バケツの水を放置しておいてください。週に2回くらい水槽の水を入れ換えれば水も臭わなくなります。
※水道水の塩素が生物には毒なので取り除くのです。
※背中が隠れる程度の量を水槽に入れる。
②餌はあげすぎない
専用の餌でも1粒ずつあげる。よく食べるようなら追加する。その他の餌も少量で、食べ残していたらその日に取り除く。臭いの最大の原因になります!
※基本的に水草でOK。人が食べるもの、人工餌は臭いの元です。
③砂利を入れる
底に1cmくらい砂利を敷く。水槽の反射によるストレスを感じなくなる。また、砂利に微生物が育って、ザリガニの糞などを分解して水をきれいに保つのに役立ちます。
④水草を入れる
ザリガニの餌になる上に、水もきれいにする!
水中に酸素も供給できるのでよい。カルキ抜きのバケツ内に水草を入れておき、切りながら使うと増えるし水質が安定します。
※オススメ水草は、「アナカリス」・「マツモ」です。(ホームセンターにあります。)
⑤日陰で育てる
太陽が当たると、水の温度がすぐに上がってザリガニが茹で上がる。なるべく風通しのいい日陰で、水の温度が上がらないようにしましょう。
以上5つのポイントに注意してみてください。
水槽のエアポンプを入れれば水かさは増やせるし、ろ過装置付きなら水もきれいになるのですが、ろ過フィルターのお手入れの方が絶対面倒!!水が多いと入れ替えるのも大変なので少なくていいです。
こどもとの鑑賞ポイント
『食事』
ザリガニは雑食。水質に注意しながらいろいろなものをあげてみよう!
『隠れ家』
水槽に隠れる所を作って、ザリガニのかくれんぼを見せよう。
『脱皮』
ザリガニの成長は脱皮!
洋服を脱ぐように殻を脱ぎ捨てるのでぜひ見させてあげて!
こんなことを意識しながら、寿命まで飼育してみてください。そして、なるべくこども自身にやらせてあげてください。もし、その途中で死んでしまったとしても、私はそれも考える経験だと思います。土に埋めてあげれば自然へ還ります。そこまでが飼育の一区切りだと思いますので、最後までこどもの体験を後押ししてもらえればなと思います。
ちなみに実際はこんなものを作りました。
余談ですが、うちの長男は釣れなかったらしく持ち帰ってこれませんでした。ママが作った仕掛けが沈まなかったようです。仕掛けのポイントも必要だったようですね。
ではでは。
【ランキングって上がると変わるのかな?】