子どもの勉強習慣をどう作るのか。
私は親も一緒に勉強に取り組むことがとても大事だと思っている。
今回漢字検定を親子で受けることになった経緯を簡単に説明するとこうだ。
4月から小学校教員になる私は、漢字が大の苦手。
国語の教員免許を持っているにもかかわらず、漢字だけは常に苦手だった。
我が子2人(小3・小1)も、漢字はたくさん書かなければいけなくて好きではない。
そこで、お互いに学ぶ目的を共有するために漢字検定を受けようとなった。
宿題のための漢字勉強、仕事のための漢字勉強、これではモチベーションもいまいち上がらない。同じ目的のために一緒に勉強していくという、チーム的な勉強方法が良いのではないかと考えたのである。
結果、親子で同じ試験の勉強をすることは、家庭内での孤立感や不公平感をなくすことができるため、かなり効果がある。一緒に同じことを勉強しているというのは、安心感をもたらすのだなと強く感じた。
ちなみに私は、職場の同僚も巻き込んでいる(笑)
その彼にも感謝したい。
私も含めて漢字検定を初めて受験するため、どの級に目標を設定するかが最初の問題であったが、簡単に受かる級では勉強も味気ない。
ある程度のチャレンジを含まないと、はかどらないところが勉強の不思議なところだと思う。
そこで、私は常用漢字全てが範囲の2級、子どもたちはそれぞれの学年の1つ上が範囲となる7級と9級を受験することにした。
勉強をスタートしたのは2か月前の12月。
その時は全員が合格にほど遠い状態。
特に小1の娘は勉強習慣自体ほぼない状態からだったので、道のりはだいぶ険しかった。
少しずつ自分のペースで、でも同じものを全員が取り組んでいった過程は、今思い返すととっても面白かった。実際にやっていた時はみんな非常に苦しかったと思うが(笑)
特に、子どもの勉強をメインで見ていた妻には感謝だ。
一緒に勉強をしているときでも、2級の勉強が手いっぱいだった私は、背中で見せる事しかできなかった(笑)(子どもが合格していたら妻のおかげですww)
それでも、同じ試験を家族で受けている分、「パパだけ落ちるかもよ!俺は余裕だから。」とか冗談を言い合いながら進めていくことができたのは、家庭学習の最終到達点に近いような気がしてとても嬉しかったです。
試験を終えた今日も、お疲れ様焼肉会のあと、「次の級も受けるわ!」と早速問題集を買い取り組む姿は、親の私も見習わなければいけないなと思いました。
名誉のために言うともちろん私も別の事にすでに取り組んではいますが!
親としても、子どもが小さい内に同じ目標に一緒に取り組むという経験は、非常に有意義なものです。一緒にキラキラできる期間というのは、多くの場合それほど長くはありません。
仕事に、その他のプライベートに、大人の時間も多くはないのかもしれません。
それでも、「子どもに勉強してほしい」と願うのであれば、何かしらに向かってお互いが勉強している姿を見せ合うということが、とても効果があると感じます。
その上で、漢字検定は非常に取り組みやすく、意味のあるものだと思います。
日本で生活する上で、漢字が読めて書けるのはメリットしかありません。
誰でも取り組むことができます。この度、文部科学省の後援事業となることも今後の後押しになるでしょう。
また、親子受験を見越して、同じ会場で受験可能ですし、合格した場合は家族証書の発行もあります。
子どもが家で勉強しないと愚痴るくらいなら、レベルは大人で子どもの内容と同じ学習を一緒に取り組んでみるといいと思います。
簡単でないからこそ、終わった時の達成感が何とも言えません!
みんなお疲れさまでした☆
ではでは。
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