備忘録小学校~1年3組~

日々にちょこっとプラスできたことシェアします。

【家庭での学習習慣】子どもはひとりでに読書する。

大人は邪魔をしてはいけない。

実は子どもは自分で勝手にいいことも悪いこともする。これはちょっとルソーの消極教育の理論に近い。ざっくり言うと教えすぎずに、子どもの成長力を信じるとうことだ。

 

まーこれが大人には信じられないほど難しいことなんだけど・・・ちなみにほったらかしにするというのとは全然違うので注意。

 

勉強や読書は特にその傾向が強い。家庭での学習習慣の形成は、今も昔も教育の課題に挙がっていると思う。宿題をやらないということから、予習や探究的に自己学習することまでレベルは様々だが、「学校以外で勉強やらないんだよね」というのは親の悩みだろうと思う。

その対策として”塾”に通わせて勉強する時間を作り出すということをしている家庭は多いはずだ。もちろん我が家も”塾”的なものも使っている。

 

でも、自分が子どものときのことを思い返してもわかるように、その時間以外で勉強を自発的にすることって結局ほぼない。決められた時間だけ決められた場所に行って、テキストを開いて授業を受ける。もはやこれって勉強してるのかな?という疑問もあるのだけど、勉強みたいな時間であったとしてもやらないよりはまあ良いとしよう。けれども、習慣でないことは間違いない。

 

では、学習習慣を形成するためにはどうしたらいいのだろうか?

その1つの解になりそうなのが、邪魔をしないで寄り添ってみるということだ。

よーく(毎日)子どもを見ていると、遊び以外に夢中になっている瞬間を見つけることができる。ほんとに気にして見ていないと気が付けないけど。なんだかわからないけど一人で集中している時間がある。

つまり一人で何か考えている時間ということ。

 

時間に長短はあるだろうがそんな姿を見かけたら、しばらくそっと見守ってあげてみて欲しい。その後に何か聞いてきたとしたなら、その話は特によく聞いてあげて欲しい。

 

どんなにくだらないことを言ってきたとしても、決して「そんなしょうもないこと考えてたの?」と否定したり、「そんなことしてないで歯磨きしなさい」と別の用事を押し付けたりしないで欲しい。

 

むしろ、「何してたの?」と聞いてほしい。

 

まー言うほど簡単なことじゃないのはわかっている。実のところ私もできないことのほうが多い。何なら本を読んでいても、くだらない本だとわかると怒りたくなるくらいだ。

 

大人こそ無意識にはこういうことはできないので、そんな姿を見かけたら私は同じことを真似してみるように頑張って意識している。本を読んでいたら本を読む、折り紙してたら折り紙してみる、勉強してたら勉強してみる、同じ時間に同じことをする瞬間を意識的に作り出そうとしてみる。何もそばでやらなくともよい。一人遊びをトレースしてみるみたいな感じだ。

 

繰り返しになるができないことの方が圧倒的に多い。だからこそ意識だけはしている。

 

そんなことをしていると、テレビやゲームばかりの1日の中にわずかながら違う時間が生まれてくるようになってくる。ちなみにすぐには増えない。少しづつ意識しないと気が付かないくらいの時間ずつ増える。

 

これができてくると、今度は大人がやっていることを子どもがトレースすることも増えてくる。勉強してたらなんか一緒にやりだしたり、ストレッチしてたら真似しだしたり。こんな事は赤ちゃんのときには当たり前に多かったはずなのに、大きくなるにつれて少なくなっていく。おそらく、大人が子どもに付き合ってあげる時間の減少が大きな影響だと思う。

 

手がかからなくなったら、大人だって自分だけの時間が過ごしたいからね。

 

つづく。

 

 

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