備忘録小学校~1年3組~

日々にちょこっとプラスできたことシェアします。

【2023年初蹴り】サッカーで子どもが全力を出すために必要なこと。

先日、息子のサッカークラブ初蹴りが行われた。年始にも関わらずかなりの人数が参加していたので、みんな暇を持て余していたのかもしれない。

かなり寒かったが子どもたちは元気にユニフォーム姿で走り回っていてさすがだ。大人はというと、私以外は送りに来てすぐに退散していた。暇を持て余しているのは私だけのようだ(笑)

 

学年別に練習やミニゲームを行っているのだが、低学年グループを見ているといつも気になることがある。なんで全力でやらないのかなーということだ。

 

息子もそうなのだけれど、みんな足も速いし、強いボールも蹴れるし、体型的にも劣っていないのに、どうも全力でプレーしていないように見える。

特に試合の時はそれが顕著だ。どこか遠慮気味にプレーする。

個人で練習したり、仲の良い友達同士で遊んでいるときはガツガツやれているのに。

本当は試合の時こそ本気でやっていいはずなのに・・・

 

研究がてら高学年の練習を見てみると、ガツガツ度の違いが一目瞭然だった。

 

「何が違うのかな?」としばらく見ていたら、1つ気が付いたことがあった。

 

それはざっくり言うとチーム内の信頼感と安心感である。

 

全力でやるのが当たり前だし、そうすることできちんと試合が成立して、負けたら悔しかったり、勝ったらうれしかったりするということをみんなが理解している。

 

これが低学年だとなかなかうまくいかなくて、誰かがガツガツいくと、ファールだの、あいつがぶつかって来ただのと始まって試合が中断することが多いこと多いこと。

そうなると、強く言える子がだいたい仕切ることになって、言いづらい子は全力で当たりに行くのが怖くなる。

続いて強く言えるやつとチームになるほうが安全だから、うまいことチームを操作しようとし、同じチームになれば言ってくれる子をフォローしにかかる。

 

これは低学年の段階からある意味忖度が始まっているということだ。これでは本気で試合することはできない。もう強く言える子がルールと化してしまうから。たいていそういう子は”口達者”で”都合がいい”。

 

相手の時は「線出てる!」、「ファールだよ!」

自分の時は「出てない」、「正当チャージだよ!」

と知っている範囲のルールを駆使してくる。

 

また、忖度チームが出来上がると、普段は弱い子でも強い子化するからさらにたちが悪い。(息子もどちらにでもなる・・・)

そんな中で練習してきていたら、ちょっとうまい子がいる外部のチームとやったら委縮してプレーできなくなるのは必至だ。本気でプレーしたときに何を言われるか分かったものじゃないと感じるだろうから・・・

 

全員が同じ認識でプレーしているという信頼感や安心感があって初めて、相手に全力を向けることができる。そのためにルールもある。

 

きっと自分たちでそのことに気が付いていかないと変わることはできないだろう。指導者や保護者がいくら説明してもおそらく理解できない。

フォローはするべきだとは思うが。

 

見ている限りこのサッカースクールでは、3年生後半くらいから徐々にそれができ始めてきているような印象を受ける。どんなきっかけでそうなっていくのかはまだわからないが、指導者の方の声掛けやサポートなどを見て私も勉強したいと思う。

 

多分これはサッカーやスポーツに限った話ではないはず。

何かに役立つ発見がありそうだ。

 

ではでは。

 

 

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