Grabが気持ち良すぎて、乗車時に睡魔に打ち勝つのが難しくなってきました。
これは日本に帰ったら、間違いなくGrabロスになりそうです。
さて、今日は午前の英語レッスンを終えて、
”Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah”
ー 通称ブルーモスク ー
(以下ブルーモスクとする)
へ、イスラム教の文化を学びに行ってきました。
こちらです。
マレーシアの人口の6割以上はイスラム教徒とされているので、やはり避けては通れない宗教だと言えます。
今回行ったブルーモスクは世界第4位の大きさだそうで、2万4000人を収容可能です。完成したのは1988年ですから、かなり新しい建造物と言えます。
そして、外からだけでなく、内部もガイド付きのツアーで見学することができます。その上無料です!
ブルーモスクに到着した際は、まず受付で名前を書き、そのツアーが開始されるまで待ちます。オススメは営業開始時間である、午前は9時、午後は14時に行くこと。
最初の会に並んでおけば、前の会の事を気にする必要もありません。
また、ガイドは英語で行われますが、日本人や中国人の観光客が多いためか、英語以外も堪能な方がいます。
私は、火曜日と木曜日の午後で計2回訪問しましたが、火曜日のガイドは日本語ペラペラでした。とても勉強熱心で親切な方で、英語の勉強にもお付き合いしてくださいました。木曜日に家族で行った際は、ガイドが子どもに親切で非常に助かりました。
つまり、どっちもよかったということです。ボランティアなのにすごいです。
さて、モスクというのはイスラム教の礼拝堂の事で、キリスト教で言うと教会です。
特徴を簡単に説明してみます。
まず、神像や仏像の類は安置されていません。日本の神社などでも神様が祭られているわけですが、そのような物はなく、メッカ(聖地)の方向にミフラーブというアーチを施したりした窪みがあります。
上の写真の奥がミフラーブで、この方向にメッカがあり、そこに向かって礼拝します。
礼拝のタイミングは1日に5回です。でも、厳密に何時と決まっているわけではないのが不思議な所。
ガイドの説明によると5回のタイミングは以下の通り。
➀日の出前後の空が明るくなってくるとき
②影が最も短くなる時
③影が最もながくなるとき
④日没前後
⑤就寝前後
太陽の位置がかなり関係していることがわかります。
この礼拝のタイミングを知らせるのが、”アザーン”という礼拝を呼びかける放送です。
上の写真の高い塔をミナレットと言い。ここから放送が流れます。
現在はスピーカーを使って録音を流すのが主流ですが、かつては肉声による呼びかけであったため、高い塔からの方が効率が良かったわけです。
また、金曜日は”金曜礼拝”と呼ばれるものがあり、特に男性は正午前後の礼拝に確実に行くようにします。だから、金曜日は昼休みが長い所が多いらしい。
また、礼拝サボりが多いと、つまはじきにされることもあるようです。
さぁ、中を見ていきます。
でも、モスクの中に入るにはルールがあります。
・女性は肌と髪の毛を覆わないといけない。
・男性は女性ほど厳しくはないが、ハーフパンツなどはNG
・裸足で入る
おそらく観光地であるモスクならローブの貸し出しがあるので、必要以上に構えることはありません。
ブルーモスクではこのようなローブを貸し出してくれます。
行くモスクによって色が変わるので、それはそれで楽しみでもあります。
ただ、着回しなことと、子供用はなく子どもはスルーとなってしまうので、2度目だったり、長期滞在中で他のモスクも行くぞという方は、お土産や記念の意味も込めて、自前で用意するのもありです。
こんな感じで他の旅行者と差別化でき、ガイドにちやほやされます♪
特に子どもの着用は威力が高いので、子連れの方はぜひ検討してみてください。
購入に関しては、チョウキット方面に専門店街があります!
中に入ると、ガイドの案内に沿ってグループで見学しますが、撮影タイムはかなり多く取ってくれるので心配いりません。
こういうところも撮影可能です。
礼拝堂に入る直前の廊下で、中庭のような場所へ繋がっています。
子どもは裸足で歩くタイル張りが気持ちいいようです。
こう見ても、やっぱり現地の衣装の方が雰囲気が出ますね。
多分こういうところで、
こんな写真を撮るのが正解かなと思います。
ミナレットが高くて撮影が難しい。
中庭での説明と撮影が終わると、いよいよ礼拝堂へ入ります。
吸い込まれそうな雰囲気があります♪
さっそく中に入ってみると、まず目を引くのがドーム型の天井の高さ。
想像以上に広い空間で、うまく全部を写すことができません。
上の写真はかなり雰囲気があるゾーンだと思います。
ステンドグラスの色合いといい、調光と言い、神聖な雰囲気が出ています。
また、青のステンドグラスだけでなく、このように緑の部分もあり、美しさがかなり押し出されている感じを受けます。この辺りは新しい建造物だからなのかもしれません。
当然中でも記念撮影可能です。
ただ、礼拝のために訪れる方もいらっしゃるので、ガイドの注意を聞きながら撮影してください。日本人はそういうの得意なので、問題ない方がほとんどだと思いますが。
そして、礼拝がメインの見学ですが、実はモスクには礼拝堂という役割意外にも、地域の集会所や教育施設、婚礼の儀式などを行うという側面もあります。
ですので、このような図書館。
婚礼のための場所。
ミーティングルームや食堂などもあります。
希望すれば撮影可能です。
ちなみに結婚に関しては、ムスリム同士(教徒同士)の結婚が望ましいとされ、非ムスリムの場合は改宗が理想だとの事でした。ただ、この辺りは寛容でもよいのではという動きもあるにはあるそうです。今後変わってくる可能性もあります。
ただし、同性婚に関しては極めて厳しいため、この価値観が変わることはなさそうな気がします。
さらに、イスラム教は一夫多妻制でもあるのですが、奥さんが怖いので99%は一夫一妻とのこと(笑)
奥さんが怖いのは世界共通のようですね。
ここまでで、だいたい1時間くらい。グループの人数によって時間は前後しますが、1時間見積もっておけばよいかなと思います。
私は、当初思っていたよりもかなり素晴らしい場所だと感じました。
ガイドの人と仲良くなれると家族写真を撮ってもらうこともできますし、一緒に記念撮影もできます。長男は帽子も貸してもらいました。
写真撮影に夢中になりすぎて、多文化理解という部分をおろそかにする人も中にはいますが、意味を理解しようとして初めて、こういう場所は価値が出るのだと思います。
自分はもちろん、何となくでも子どもに伝えながら、家族で異文化の中に身を置いて見学できるといいですね。
と言いつつ写真は撮るんですけどね(笑)
ではでは。
【娘がガイドに、可愛いから”ヒダヤ”って名前にしてマレーシアに住みなさいと言われていました(笑)】
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