昨日から休職中3冊目の本を手に取った。
タイトルは「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」(ELSK DIG SELV 原著タイトル)
デンマークの心理療法士、イルセ・サンが書いた書籍を枇谷玲子氏が訳した本である。
ここで触れているのはHSP(Highly Sensitive Person)、日本語で言うととても敏感な人についてだ。
言葉自体は近年耳にしたことがあったが、正直に謝ると、また普通の事に症状を付けてややこしくし始めたなと思ってスルーしていた。
神経質、臆病、引っ込み思案、ネガティブなワードが頭をよぎる。
この本を手に取ったきっかけは、この休職に入ることを決める段階で、何度も完璧主義すぎる、まじめすぎる、もっと気楽に受け流せばいいのに、最低限でいいんだよ、理想が高すぎる、などと何度も周囲に言われたことである。
とらえようによっては高みを目指していてよいともとれる言葉なのだが、本を読んでいて少し考えが変わった。
HSPの特徴の一つとして、”自分自身に高度な要求をしてしまう”ということがあるらしい。しかもこれは、”自分に課したルールに縛られている状態”に近いそうだ。
高みを目指すための要求ではなく、失敗をしてはいけない、こうあらなければならない、という他人基準の設定の事である。
「あー」と思った。
どう思われたいのかが自分の行動のベースになっているんだな私はと自覚した。
がんばらないと、優秀でいないと価値がないんだと思って生きているんだな。
だからプライドが高いからって言われることがあるんだなと理解した。
この本には、自尊心を高めることが書かれている。
自尊心=プライドじゃないの?と考えていたが、プライドとは他社との比較の上で成り立つ要素が大きい。大して自尊心は自分の価値を信じる心とあった。
失敗をすることを極度に恐れて、細部まで考えないと行動できない私は、HSPの傾向が強いように思える。
現在、約半分読み終えてここからが本番という段階だ。
せっかく時間がある。どんなささいなきっかけでもつかんでいこうと思う。
まずは自分の基準を下げること、羞恥心を手放していくこと=自分でいること。
後半の内容も気になる。
ではでは。
【過去の記事】
【うつ病と診断されて④】眠れない夜があってもいいという考え方 - 備忘録小学校~1年3組~ (hatenablog.com)
<参考文献>
生きづらさを感じる、身近に助けたい人がいる、支えになる1冊です。
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